ついに皆さんを幕張本郷まち歩きにご案内できました。というのは、実はこのイベント、1年越しの念願だったのです。

2018年10月に開催しようと準備を始め、プロレスの会場等々でもチラシを配ってプロモーションに努めましたがあえなく中止…。はい、色々な仕掛けを詰め込み過ぎて身動きが取れなくなってしまった自業自得であります。楽しみに待っていてくれた方々には大変申し訳ないことをしてしまいました。

幕張本郷、ホント面白いんですよ。きっと100人中99人が何もないと思っているであろう街、総武線沿線の中では新顔という扱いの街ですが、地図ラー的には萌えポイントの宝庫なんです。そんな幕張本郷、写真と一緒に楽しかったイベントを振り返ってみましょう。

歩いたコースはこちらです。幕張本郷駅から南と北をぐるっと回って戻ってくるという約10キロの行程は題して「幕張本郷ドンツキ数え唄」。たくさんのドンツキを巡っていきます。

まずはスタート地点の幕張本郷駅です。総勢28名で出発します。

幕張本郷駅で朝礼です。

最初のポイントは駅から徒歩5分、見渡す限りの農地が広がります。ここは千葉市と習志野市の境界、習志野市側は農地、千葉市側は住宅地ですが、昔は千葉市側も同じような農地でした。

総武線、京成線沿いに広がる農地。

左が千葉市、右が習志野市です。

住宅街の中に突如現れる相撲部屋。ここは元関脇益荒雄の阿武松部屋です。この日はちょうど千秋楽、部屋所属の前頭の阿武咲は前日にめでたく勝ち越しを決めました。

住宅街の中にある相撲部屋

益荒雄旋風を忘れない

好奇心がムラムラ…、高速道の防音壁に取り付けられた謎の扉。勇気を出して扉を開けると京葉道路をびゅんびゅん走るクルマ、そして地底に続く風情の(?)ポッカリ空いたトンネル、いや、道路の反対側に抜けられる歩道です。時空を超えてしまうような怪しい雰囲気でしたが、全員無事に帰還できました。

謎の扉

謎のトンネル

幕張本郷駅をよいしょと越えるのは鉄砲塚跨線橋。この巨大な橋からは、幕張車両センターの広大な敷地と鉄ちゃんが泣いて喜ぶ大量の電車を一望できます。

幕張本郷駅の鉄砲塚跨線橋

幕張車両センター

線路沿いに歩くとまたまた市境に到着。反対側は農地でしたがこちらは住宅街。でも境界の醸し出す珠玉の空気感は心地よいものがあります。

市境に立つ

電柱クロニクル的にはここは要チェック!沼南ということは沼がある、その沼とはかつての鷺沼です。

番札

本来は地中に埋めてケーブルを通すために作られるボックスカルバート。ここは、将来延伸するであろう道路をくぐるために、トンネル型の巨大なボックスが置かれています。

ボックスカルバート

ボックスカルバート

ぐるっと回って再び駅前の大通りです。しかしこの「大通り」はたったの100メートルくらいで終焉を迎えるのです。ここはやっぱり市境、境ドンになっています。

駅前大通りの終焉の地

千葉市と習志野市の境界に沿って下っていくと、突如一級ドンツキが現れます。行き止まり感が味わえる「壁ドン」はドンツキの王様です。

一級ドンツキ

屋敷幼稚園、屋敷小学校、習志野第六中学校がある場所は暗渠のパラダイス。学校の周りを取り巻く蓋暗渠は閉塞感がたまりません。

暗渠

暗渠暗渠

縄文時代の遺跡である花咲貝塚は台地の上にあります。当時はこの台地の下まで内海でした。台地の標高は22メートル、階段愛好家も泣いて喜ぶ連続階段を楽しめます。

台地に向かう階段きびしい版

台地に向かう階段ゆるやか版

同じ台地でもこちらは住宅の高すぎる壁が圧迫感を演出します。鳥人セルゲイ・ブブカでも越えられない、来る者すべてを拒絶する壁が続きます。

高壁住宅

習志野第六中学校の北側には4軒の「中臺(中台)さん」の家が連なります。江戸時代からこの地の当主として、代々住み続けているのだそうです。

4軒の中臺さんのうちの1軒

中臺(中台)さんの分布図

天津神社にやってきました。馬加(千葉)康胤のお屋敷があったことから付けられた町名がここ屋敷町です。ここに妙見宮があることがそれを証明しています。千葉氏の居住地には妙見様がいらっしゃるのです。

天津神社

馬加康胤は千葉氏の末裔

いきなり現れる広大な原野。京成大久保付近から暗渠群を経て集められた水たちは、ここを流れる開渠として登場します。浜田川支流という名前(?)の川です。

川の始まり

広がる原野

坂を上ると幕張本郷、上らないと幕張町、ここの町境は崖で区切られています。もちろんかつては陸地と海の境界でした。

高低差境界

幕張台公園の近くにある東鉄砲塚古墳は、住宅街の中のちょうど1軒分の敷地に存在します。看板がないので、これが古墳だとわかる人は少ないかも。

東鉄砲塚古墳

幕張本郷と幕張町の境界は崖。だから隣町に行くには階段を下りなければなりません。爽快なスリバチビューと崖ドンのハーモニーはたまりませんね。

階段からはスリバチビュー

浜田川支流沿いに歩くと京葉道路にぶつかります。ドンツキ?と思ったらトンネルがありました。

浜田川支流沿い

京葉道路をくぐるトンネル

魅惑の三角地帯は住民の方々が大切にしている「はな公園」があります。左に縄文時代の台地、正面に幕張PAの要塞、右奥には馬加康胤の居城だった馬加城跡が見えます(今はマンション)。古代、中世、現代が同居するビューポイントです。

浜田川と支流の合流点

はな公園からの景色です。

上から見る幕張PA

ここは崖ドン・未遂ドンです。千葉駅近くの弁天町と幕張を結ぶ「幕張町弁天町線」はこの崖で一旦途切れます。建築に向けて動き出していますが、今はスリバチの絶景と、ドンツキ協会会長さんもうなる絶望感が満喫できるドンツキです。

崖ドン&スリバチビューのはずですが、家が建ちました。

幕弁線のルート

上の台小学校は弥生時代の遺跡の上に建てられています。竪穴式住居の跡が310基も発見されている、巨大な集落跡です。

上の台小学校

再び幕張車両センターを越えていきます。前方に見えるこんもりした木々がある場所は堂の山。ここには馬加康胤の首塚があります。

堂の山の背景には幕張新都心。

打ち上げは千葉市議桜井たかしさんの事務所をお借りして、持ち寄り形式でおこないました。次々に繰り出される皆さんの活動と地理地図地形関係のお話に、時間を忘れる楽しい宴となりました。

楽しい持ち寄り式打ち上げ。

ご参加いただいた皆さま、今回残念ながら参加が叶わなかった皆さん、応援していただいた皆さんのおかげで楽しいディープな1日となりました。ありがとうございました。

花咲貝塚跡で。

はな公園で。

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