平井インスタ映えないツアーをおこないました。総武線で2番目に目立たない駅と言われる地味イメージの平井ですが、とっても良い雰囲気の風情豊かな、昭和が色濃い懐の深い街でした。

この企画の発端は去年の10月まで遡ります。2017年10月1日に開催した、千葉・地図ラーの会「夏休み自由研究発表会」で登壇し、平井の魅力を熱く語ってくれたのが、今回の案内人である川原さえこさんでした。

夏休み自由研究発表会

夏休み自由研究発表会

その後、今回の懇親会の会場を提供していただいた「平井の本棚」さんで行われた、平井トークセッションでさらに深掘りされた平井が語られ、いよいよフィールドワーク本番へと突き進んで行ったのです。

ここからは写真を見ながら楽しくディープな1日を振り返っていきます。

今回は集合場所も懇親会も「平井の本棚」さんです。まだ正式オープン前ですが、会場としてお借りした2階部分はコワーキングスペースやイベントスペースとして使われるのだそうです。平井駅北口の目の前という好立地です。

平井の本棚さんで準備中

フィールドワークの掟を説明

総勢29名で平井駅をスタート。この日はインスタ映えない平井にこれ以上ない見事な曇天に恵まれ、梅雨の合間の絶好のフィールドワーク日和となりました。

平井駅北口

平井駅前

平井の富士塚

平井諏訪神社

金太郎煎餅

平井の島地形を構成する旧中川に出ました。この場所は旧中川の下流でほとんど流れがない場所です。昭和初期に開削された荒川放水路により旧中川は分断され、ここはその名残りなのです。

旧中川で詳しい説明

旧中川のセバスチャン

旧中川沿いで記念撮影

荒川と旧中川の間には木下川排水機場があります。この水門から荒川までは暗渠になっていて、その暗渠の上は団地が建てられています。

木下川排水機場。この先は荒川につながっています。

旧中川の暗渠沿いにある住宅は川の形にカーブしている

広々とした荒川の河川敷は運動施設の宝庫です。しかし注目すべきは川面の高さと地面の高さ。この辺は言わずと知れたゼロメートル地帯ですので、その高低差を体感しながら歩きます。

かつしかハープ橋

堤防には水位が表示されています

ザ・ゼロメートル地帯

総武線の南側すぐに、旧行徳道があります。この細い道路が江戸と行徳を結んでいたのです。

この狭い道路が旧行徳道

行徳道の看板も渋い!

行徳道はやはり荒川によって分断されています。荒川によって川も道も分断されているのです。この先には四股と呼ばれていた行徳道と元佐倉道の交差点がありましたが、今はスッポリ川の中です。

荒川の中に四股あり

やっぱり地図を広げると人が集まるのです

突っ込みどころ満載の住宅街は平井の真骨頂です。この生活感漂う街並みが平井の雰囲気を作り上げ、街全体のイメージを揺るぎないものにしているのでしょう。今日の課題であるインスタ映えない写真もこの住宅街で量産されました。

平井の路地裏

平井の路地裏

平井の路地裏

平井の路地裏

平井の路地裏

今日のゴールは平井駅南口商店街です。この商店街、すっごく素敵なんです!誰もが素通りできず、何か買いたくなること間違いありません。ここで食料を調達して持ち寄りスタイルの懇親会になだれ込むのです。

渋い商店街の中にもかなり近代的なお店も。

平井の焼き鳥と言えば「鳥喜」さん。大人気の名店です。

参加していただいた皆さんから街で撮った写真を2枚ずつご提供いただき、その中でインスタ映えない写真を選んで表彰しようというアトラクションをおこないました。懇親会も「平井の本棚」さんです。

懇親会は飲食持ち寄りで和やかにスタート。

まだ明るいけど、かんぱーい!

場所を提供していただいた「平井の本棚」さん

アイスコーヒーを提供していただいた「珈琲ひりゅうず」さん

インスタ映えない写真とはどんな写真なのか?応募作品はどれも捨てがたい、見事な「映えない」写真が集まりました。スライドショーにまとめましたので皆さんの作品をご堪能ください。

大賞はあやこさんのこの写真です。物干し竿に自転車が干されている?いや収納されている?なんとも言えない、インスタ映えだけはしない秀作でした。

インスタ映えない大賞は買い食いの女王あやこはん。

物干し竿に吊るされる自転車が物悲しい。

審査員特別賞はウタローさんの、ゴミの分別ルールが書かれた道路写真です。なぜ道路に?なぜ語順が逆なのか?味わい深い仕上がりです。

審査員特別賞はウタローさん。

道路に直接書かれた分別ルール。順番も見事に逆転している。

センスなし大賞は集合写真を撮る人たちを観察するおじいさん。自転車を停めて見入っている姿が印象的です。
こういうおじいちゃんは平井にはたくさん生息しているそうです。

栄えあるセンスなし大賞はかみやさんが受賞。さすがです。

右下のカメラマンがいなければ大賞だったのに惜しい!

構想から約1年間あたためてきた平井フィールドワークですが、写真というツールによって街の魅力を共有・共感することができたイベントだったと思います。それも何より平井という絶好のステージがあったからこそだと思うのです。

平井は通過するだけで降りたことない人がきっと多いと思いますが、実はこんなに楽しい街だったのです。渋い名店もたくさんありますので、ぜひ行ってみてくださいね。きっとご満足いただけるはずです。

おまけ

セバさんの作品は珍しい「出口」交差点。しかもスペルミスを直した跡が素晴らしい!

Jさんの作品は渋い洋服屋さんと、その前を通る人々の表情が秀逸!