日本でいちばん長い川は?
はーい、信濃川でーす。
ではその長さは?
はーい、367kmでーす。
その長さってどうやって測るの??
・・・

川の長さって、普通に考えると河口から水源までの距離。でも、水源ってどこ?埋め立てで河口が変わったらどうするの?川の流れって増水すると変わっちゃうけど・・・などなど。

川の長さって、ハッキリしないというのが正解なのだ。

河口は、もし埋め立てが進んだた川は長くなる。放水路ができたら河口が変わって短くなるかもしれない。これはどちらも正解で、時と場合によって判断されるものだ。

長さを測る場所は、普通は川のセンター。でも、堤防と堤防のセンターを測る場合もあるし、川原が広くて川はその端っこを流れているときは、流れのセンターを測る場合もある。

もっと曖昧なのが水源。だいたい川が流れ始める場所って特定できるわけがない。湧き水があってそこから流れ始めているという場合もあれば、水は存在しないけど分水嶺を水源にしてしまっている場合もある。

しかも、山を流れる場合は確たる主流が存在するのは、何本かの小さな流れが集まってからだ。そこに至るまでにどの流れがいちばん長いのかはわからないだろう。

蛇行している川があって、それがあるタイミングでショートカットされてしまったり、もしくは人工的に流れが変えられてしまったり。その都度長さが変えるのはどうだろう。あまり意味のある変更とは言えない。

そもそも、川は支流がたくさんある。その中のいちばん長い本流の長さを測るのがルールだけど、水源の位置が変わったり、蛇行が解消されたりしたらどうするのか?

こんな感じで、川の長さってその都度、その管轄するところが判断して決めているものだ。だから統一ルールがない。信濃川は昔からずっと367キロと表記されているけど、石狩川は僕が子供の頃はたしか366キロと日本で2番目に長い川だった。今は268キロと表記されているので、実に100キロ近く短くなっている。同じ北海道の天塩川も現在は256キロだけど、その頃は311キロだった。

こんな曖昧でその場で判断で測られるのが川というもの。だから魅力あるし思い入れることができるのだ。これがGPSやドローンで正確無比になっちゃったら、面白くないだろうな。