地図ラーの会の第4回目はついに東京進出!フィールドワーク日和の2016年12月4日(日)に総勢10名で江戸中心部を行脚してきた。

集合は御茶ノ水駅の聖橋口。まずはここからほど近い神田明神に向かう。神田明神は神田で生まれ育った僕はもちろん、わが娘たちのお宮参りと七五三までお世話になったところで、今でも毎年欠かさずお参りに行っている場所だ。江戸を語るうえでは避けて通れない神田明神がこの場所に移ったのは明暦の大火のあと。でも、そんな感傷よりも名物の甘酒茶屋が日曜日がお休みだったことが無念でならない一行は、ここでの飲食はナシで再び御茶ノ水に戻る。

御茶ノ水駅の向かいにあるソラシティには、お茶ナビゲートという、地図ラーには必ず刺さるスポットがある。巨大なタブレットのようなテーブルには東京中心部の地図の変遷が映し出されるようになっていて、さすがにみんな心を奪われていた(ようだ)。

しかし感動もソコソコにソラシティから幽霊坂をとおり、次に目指すのは小川町にあるたい焼きの名店「たいやき神田達磨」だ。もうこの時点で、お腹すいた、何か食べたい、喉かわいたのコールが自由な乙女陣から噴き出す。朝ごはん、食べてこなかったのか?でもそんなことに動じるような乙女でもなく、ほどなく小川町にあるたい焼き屋に到着。

ここで、なぜかじゃんけん大会が始まった。5人ずつの2グループに分かれて、いちばん負けた人が他の人のたい焼き代を全部負担するという、どこかで聞いたことある企画だ。最初はグー・・・・・・・・・・負けた。あっさり負けた。5人分払って1個しか食べられなかったけど、縁(フチ)のついたたい焼きはとっても美味しかった。でも何ともほろ苦い味だった。でも、みんな大喜びだったから、マイイカ。

それから江戸城である皇居に向かって歩を進める。この辺は幕府中枢の大名屋敷が並んでいたり、大奥に近い平川門は女子の出入りが多かったところだ。忠臣蔵の悲劇のヒーロー浅野内匠頭もこの門から外に出されたそうだ。

でも、乙女たちの話題は完全な女子トーク。いま、たい焼き食べたばかりなのに、もうランチの話題が中心となる。でも、地図ラーの行程に変化はない。内堀の石垣を眺めながら江戸城に思いを馳せ、大手門(江戸城の正門)から「皇居東御苑」へと進む。
 
入口でなんともレトロな札をもらって(これは出るときに返す)目指すは最近公開されたという富士見櫓。歴史という何ともいえない風格に裏付けられた見事な風景の中、気持ち良い散歩になった。どっしりとした落ち着きがあって、セカセカ感がまったくない。こんなところに住んだら絶対せこい悪人にはならないなぁと思った。

外に出るとすでにお昼。お腹も空いてきたし、目的地である日比谷公園の中にある洋食レストランで、独特の風情が魅力の名店「松本楼」に向かう。もし混んでて入れなかったら噴水周辺でやっている「鍋フェス」で食べればいいかなと思いつつ到着。テーブルは5人ずつに分かれて20分待ちといわれたけど、10分ほどで入店できた。

酒飲みたいチームはテラス席、酒飲まないチームは屋内席に分かれて、しばし名店の味に酔う。大食いには物足りないかもしれないけど、僕のオムライスとコロッケのセットはジャスト初老向きの分量で満足できた。店員さんの、老舗らしいシャキッとした動きも心地よかった。
 
それから、島倉千代子が「おっ母さん ここがここが二重橋」と歌った観光スポットである二重橋から、井伊直弼が討たれた桜田門外を過ぎて、皇居周りでいちばんの絶景ポイントである桜田濠を右手に見ながら、走ってくる皇居ランナーを交わしつつ半蔵門を目指す。
 

 

足が疲れた、のど乾いた、お茶飲もう、スイーツはどうした、などなど、乙女たちからの自由な感想も素敵だ(笑)。

半蔵門は皇居周辺の分水嶺であり、ここから桜田濠、半蔵濠方面に分かれた雨水は海に向かってゆっくり流れていく。半蔵門の土橋で分けられている桜田濠と半蔵濠は、実は水面の高さが10メートル近く異なる。両方一緒に見ることができないので比較しづらいけど、半蔵濠から千鳥ヶ淵へと続く水面はそれほど深くないことは実感できた。
ここでウンチクを語って、地図に関する話題は終了。ここから麹町に向かって歩いたんだけど、日曜日なのでお休みの店ばかり。丸の内は休日も賑わうようになったけど、この辺はゴーストタウンのままだ。でも、東京の中心部でこれだけ人がいないのも、今となっては味わい深いものがある。

ご参加いただいた皆さん、統率力不足の幹事だったけど、何とか引率することができました。ご協力ありがとうございました。次回は東京下町を歩いてみたいので、またぜひお集まりくださいませ。

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